多変量解析

医学的研究のための多変量解析

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著者 : Mitchell H. Katz(著)、木原雅子(訳)、木原正博 (訳)
出版社 : メディカル・サイエンス・インターナショナル

本書の想定読者は医療従事者であるので、数式による解説はできる限り廃されている。そのため、数学を苦手としていても読み進めることが可能であろう。医学系の研究において多変量解析を行うときに、出会う統計的な問題・課題について網羅的に解説されている。網羅的なだけではなく、細かい点へも丁寧に解説されているので、初級者にとって役に立つことはもちろん、上級者が「アレってどうだったっけ…?」と疑問を持ったときにもサッと調べられる内容となっている。各節の見出しが疑問文つけられているので、困ったときに解決策をさがしやすい。ただし、具体的な統計ソフトの操作方法などの説明はないので、実際の研究・実務に役立てるには、統計ソフトの解説本も必要になる。

計量経済学序説

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著者: ウォナコット
出版社: 現代数学社

これから計量経済学をはじめる方にお薦めのテキストです。計量経済学の各重要概念に対して(ある程度)厳密な証明と幾何学的なイメージが与えられていて、直感的説明と理論的説明のバランスがとても優れています。高校数学で習った「ベクトル」が多変量解析の世界でいかに有用かを実感いただけるでしょう。