つきあい方の科学―バクテリアから国際関係まで

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著者: R.アクセルロッド
出版社: ミネルヴァ書房

ゲーム理論を応用した人間関係の考察に関する記念碑的1冊。舞台は 1980 年代。数学で博士号を取得し た政治学者アクセルロッドは、ゲーム理論の専門家等 14名に呼びかけ、ゲーム理論戦略のコンピュータアルゴリズム選手権を実施しました。参加者は各自、対戦相手に対する「協調」と「裏切」を選択するアルゴリズムを設計し、全ての局面が終了した時点での利得の多い方が勝者となるというルールのもとでコンテストは行われています。また、「協調」と「裏切」の組み合わせの中で与えられる利得表は、いわゆる「囚人のジレンマ」状況(相手が「協調」の時に、自分が「裏切る」ことが最も利得が多い状況)に設定されました。さて、優勝したのはどのようなアルゴリズムだったのでしょうか。ネタバレ(と言うほどでもありませんが…結論は序盤で明かされるので)は控えたいと思うのですが、結論が気になる方は是非本書をご覧ください。